血だらけの患者に介護士として落ち着いた対応ができず

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血だらけの患者に介護士として落ち着いた対応ができず

精神科病院の病棟に介護士として勤務

介護の専門学校に3年通って卒業し、初めて就職したのが今の精神科病院です。勤務してまだ2年目の20代女性介護福祉士です。細身の身体で体力勝負の介護には自信がありませんでしたが、いずれは生活支援相談員になりたいと思っており、経験を積むために介護に励んでいます。勤務先の病院は精神科専門で、急性期や慢性期、高齢者病棟などがあります。夜勤は17時~1時の準夜勤と、1時~9時の深夜勤で分かれています。

夜勤中に血だらけの患者を発見し

その日は準夜勤でした。私の勤める病棟の夜勤は、看護師(有資格者)と介護士(看護補助)のペアになります。基本的に就寝後の病室のラウンド(見回り)は二名で行うのですが、看護師さんが深夜勤帯へ申し送りする時は、介護士(私)一人でラウンドを行うことになっています。いつも通り、懐中電灯を持って病室を見回りしていると、個室で点滴管理をしている患者さんの様子がなんとなくおかしいことに気づきました。懐中電灯の光を向けると、その患者さんは血だらけになっていました。

夜勤のペアである看護師が冷静に対応してくれて

私はビックリして、大声を出してナースステーションに戻りました。「◯号室の患者さんが…ち、血だらけで…!!」と叫ぶと、すぐに看護師さんが救急カートを押して病室に駆けつけました。そして看護師さんは、患者さんの様子を見たとたん、ホッと肩をなで下ろしていました。血だらけの原因は、点滴の針を自分で抜いてしまったからだったのです。手当てをしてすぐに点滴を挿し直して、その患者さんは何事もありませんでした。看護師さんから「もうちょっと落ち着いて行動しようね」と言われました。

慣れていないこともありパニックになっていたかも

今思えば、落ち着いてその場からナースコールを押せばよかったのかもしれません。夜中で一人、真っ暗の中、光で照らされた血に染まるシーツ。その光景が怖くて逃げ出してしまいました。それに、精神科ということもあって、残念なことに自殺する患者さんも多いと聞いていました。この患者さんも自分で自分を傷つけてしまったのだろうという先入観で、頭がパニックになっていたのかもしれません。

二人だけで行う夜勤が怖くなった

ラウンド中にすることといえば、オムツ交換や体位交換がメインなので、こうした事態に臨機応変に対応できずに慌ててしまいました。また同じようなことが起こったらどうしようという恐怖感もあります。今回はまだいい方で、命に関わることが起きてしまったら…と思うと、二人だけの夜勤には不安が残ります。辞めたいとまでは思いませんでしたが、正直、夜勤が怖くなりました。

まずは落ち着くよう自分に言い聞かせ

これは自分自身で反省していることですが、患者さんの異変は誰のせいでもないので、まずは自分が落ち着いて第一発見者として適切な対応をすることが大事だと思います。何もなくて当たり前ではなく、何か起こるかもしれないと心の準備をして、急変時の対応をシミュレーションしておくのがいいと思います。

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